マーケティングにもいろいろなタイプのものがありますが、ここではインバウンドマーケティングというものについてお話ししていきたいと思います。
インバウンドマーケティングとはそもそもどういうものなのか、そのインバウンドマーケティングになぜ動画を活用するのかということについてご説明していきましょう。
この記事の全体像
そもそもインバウンドマーケティングとは?
まずは、インバウンドマーケティングについてお話ししていきたいと思います。
「インバウンド」というのは、入ってくる、内向きのといった意味を持っている言葉です。
つまり、直訳すると(消費者のほうから)入ってくるマーケティング、内向きのマーケティングということになります。
これを具体的に説明すると、企業のほうが消費者に響く情報発信をしていけば、興味を持った消費者の目に入り、
その消費者が問い合わせをしたり、実際に商品やサービスを購入してもらえたりするということになります。
企業のほうがグイグイ行くのではなく、消費者のほうからアクションを起こしてもらうというある意味では待ちの姿勢のマーケティングです。
インバウンドマーケティングにもいろいろなやり方があります。
検索したときに上位に表示されるようなページを作成するというのはもちろん、
ツイッターをはじめとしたSNSでの拡散を狙う、動画を公開する・・・インバウンドマーケティングというと、だいたいこのようなやり方になります。
とにかく、インターネット上で商品やサービスについて知ってもらい、そこから興味を持ってもらうようにするのです。
消費者の興味や消費者自身でも気づいていないような欲求に働きかけることのできるマーケティングなので、現在では多くの企業がこのインバウンドマーケティングを取り入れています。
インバウンドマーケティングというのは、消費者からの印象がいいというメリットを持っています。
求めてもいないものを次々と見せられると辟易としてしまいますが、インバウンドマーケティングの場合には消費者のほうから見に来るわけです。
押し付けられるのではなく、消費者が自ら選んでいるわけですからそこで消費者に響く情報を発信していれば、印象というのはぐっと良くなります。
また、インバウンドマーケティングはコストパフォーマンスにも優れています。
インバウンドマーケティング以外のマーケティングでは、かなりのコストがかかります。
しかも、そのコストに見合った反応が得られるかというと微妙なところです。
しかしながら、インバウンドマーケティングであればそこまでコストがかからず、かつ大きな反応が期待できるのです。
もともと興味を持っている消費者だからこそ、サービスの利用や商品の購入につながりやすいのです。
さらに、インバウンドマーケティングであればデータの分析もできますし、
一度インバウンドマーケティングのためにコンテンツを作ってしまえばそれが存在し続ける限り、消費者へと永遠に働きかけてくれるのです。
文字だけよりも動画のほうが響くから
いよいよインバウンドマーケティングで動画を活用する理由についてお話ししていくのですが、この理由というのは至ってシンプルです。
というのも、文字だけの広告よりも動画のほうが消費者に響くのです。
例えば、小説を読むときは言葉からイメージを膨らませます。
しかしながら、その小説が動画にされるとイメージするまでもなく、それが映像として入ってきます。
頭を使わなくていい分、楽になるのです。広告でも同じで、動画のほうが消費者にとっても楽で受け入れやすいのです。
意外に文章化するよりも動画のほうが楽だから
インバウンドマーケティングでは文字よりも動画のほうが消費者に響くという話をしたのですが、実は企業にとっても動画を用意するほうが楽なのです。
例えば、特殊な使い方をする道具があったとして、それを文章ですべて伝えるのは難しいでしょう。
しかしながら、動画であれば実際にその道具を使っているところを見せればいいのです。
時々テロップでも流せば、十分に伝わるでしょう。
消費者にとっても楽、企業にとっても楽なのが動画なのです。
動画は文章化する手間を省いてくれるツールであるともいえるでしょう。
奇をてらっただけの動画は要注意!
インバウンドマーケティングにおいては動画がよく使われますし、実際に効果的です。
ただ、最近は動画が多くなっていることもあり、奇をてらっただけの動画も少なくありません。
そして、そういった奇をてらっただけの動画に不快感を抱いている消費者も多くなっています。
インバウンドマーケティングと動画の相性はバッチリですが、動画の質を落としてしまえば元も子もありません。その点は注意しておきたいものです。