先週、結婚式のオープニングムービーを作るべく大阪万博記念公園で撮影を行いました!
最近のお洒落な新郎新婦様はオープニングムービーも実写映像で制作するという形が増えております。
中にはわざわざ結婚式前に洋装や和装を着て撮影するのが面倒くさいという方もいるかと思いますが、
私服でお二人の思い出の場所でロケーション撮影を行い、制作することも可能です。
オープニングムービーは披露宴入場を盛り上げるという事以外にも、
お二人らしさが表れた映像でゲストの皆様に新郎新婦様の普段の雰囲気を知ってもらう事も重要と考えています。
今回は自然の中でプロモーション動画風に撮影し、編集を行いました。下記から完成動画を視聴出来ます。
そしてここからが本題でありますが、
今回のロケーション撮影で気を付けた大事な事をお伝えしていきたいと思います。
この記事の全体像
動画制作前のロケーション選び
まず第一にかなり重要度の高いロケーションの選定です。
この第一ステップで自分に問いかける事は、
「その場所のユニークな点は何か?」という事です。
撮影を行うのであれば、撮りどころが多く、フォトジェニックな場所がいいと思います。
そして映像のテーマに沿う場所を選ぶ事も大事です。
今回は桜のシーズンなので、桜の木が沢山ある所を探しました。
そして、桜だけでなく自然を堪能出来る場所を探していくと、
お花畑もあり、映像映えするであろう万博記念公園に行きつきました。
ロケーションを探すためのツールですが、
- Google画像検索:何でもググれと言われると思いますが、ロケハンでもまずは画像検索から雰囲気を掴みます。
- Instagram:Instagramではハッシュタグ検索が出来ます。そして並べ替えで最近投稿された画像や動画を見る事が出来るので、その場所の最新の状態を確認することが出来ます。
例えば桜の開花状況の確認やお花畑にどの種類の花が咲いているのかを確認したかったので、非常に役立ちました。 - YouTube:様々な動画がアップされていますが、Vlogはカッコ良く見せたりするのではなく、ありのままが記録されている場合が多いと思います。
加工された写真でその場所が良いと思っても、実際行ってみたら全然違ったということを避ける為にもVlogは非常に役に立つかと思います。
撮影の時間帯
撮影するにあたり「光」は非常に重要です。
ハリウッド映画の撮影でも撮影監督が好んで撮影するマジックアワーと呼ばれる時間帯があります。
マジックアワーは日の出と日の入り前後の太陽が傾き、空の色が変わり、幻想的になる時間帯でおおよそ1時間となります。光がソフトになる為、被写体を美しく撮影する事が出来ます。
レオナルドディカプリオが初オスカーを手にした作品である「レヴェナント:蘇えりし者」では多くのシーンでマジックアワーでの撮影を行なった為、1日の撮影時間が1時間程度しかなかったと言われる程、光に拘った撮影が行われています。
そこまで拘って撮影したからこそ、あの映像美が生まれアカデミー撮影賞を勝ち取ることが出来たのでしょう。
私も今回の撮影でマジックアワーに撮影を行いたかったのですが、万博記念公園の営業時間の関係から日中にしか撮影を行えませんでした・・・。ざんねん。
ただ、日中の光が強い時間帯でも被写体が光を背負っていれば美しく撮れます。撮影する際は被写体の背景を考えて立ち位置を決める事が多いですが、太陽の位置も気にして可能な限り逆光で撮るように心掛けております。
時間ごとの太陽の位置を把握するための便利なアプリを紹介します!それが「Sun Tracker AR」と呼ばれるアプリです。
私はiPhoneユーザーなので、Androidで使用できるかは分かりませんが、無料で使用できます!とても便利なアプリなので是非使ってみて下さい!
今回は主にロケーションと時間帯の選定に関してお伝えしましたが、
その他天候、人の混み具合、撮影許可、移動手段や時間内で撮り切るための段取り等考える事は多いですが、これらも全て映像制作のスキルとなります。
映像制作は準備段階で映像のクオリティー善し悪しが決まってくると言っても過言では無いので、ロケハンをする際は可能な限り実際に足を運び、ロケ地を確認する様にしていこうと思います。