マーケティングとは、「売れる仕組み作り」という意味です。企業は様々な手法のマーケティング技法を用いて顧客にアプローチします。
当然時代を経るに連れ様々な手法が開発・展開されてきました。今日ではインターネットでのコミュニケーション方法として、ブログやSNSが活況を呈しており、当然この分野でもそれに注目するようになりました。
この記事の全体像
SNSは現代人にとって当たり前のツール
例えばFacebookは2,700万人、Twitterは4,000万人、Instagramは1,600万人、Lineは6,600万人のユーザーを日本国内にそれぞれ抱えています(2017年4月時点)。
もちろん重複するユーザーも少なくないのですが、そのユーザーのほとんどには日常的に注目している個人がたいてい何人かはいます。
個人が影響力を持てる時代
潜在的な顧客を得るためとは言え、およそ全人口に対して企業がアプローチすることは時間的にもコスト的にも不可能である以上は、この分野には大きな可能性があると考えられます。
そこで潜在的顧客を代表するような影響力を持つ個人を選んで、その個人に集中的にアプローチすることで、その個人のフォロワーに対しても結果的にアプローチができるという手法が考案されるに至りました。
それがインフルエンサーマーケティングです。インフルエンサーとは、インフルエンスつまり「影響」を語源とする言葉であり、その個人をうまく選定することができれば、その影響力を利用して多くの人に対し企業がアプローチすることができるようになります。
インフルエンサー マーケティングの事例
例えばファッションの分野を考えてみればわかりやすいでしょう。
独特のファッションで人気を集める個人(すなわちインフルエンサー)を特定し、アパレルメーカーがその個人にアプローチするとします。
その個人がこの企業のブランドを気に入って、その商品を着用した写真やブログでの紹介記事、あるいは動画などをアップすれば、その個人のフォロワーもそのブランドのファンになる可能性も非常に高いのです。
あるいは有名な料理研究家が、とある企業の調味料を気に入ってそれをSNSやブログで公表すれば、その料理研究家のフォロワーはすぐにその企業の商品の存在に気づき、次回買い物に行った時にはその商品を必ずチェックするという行動が期待できるようになります。
さいごに
インフルエンサーマーケティングにおける、潜在顧客を代表するような影響力のある個人とは、いわばテレビCFなどに起用される有名人・芸能人の役割を果たすものと言えるでしょう。
これが新しいマーケティング手法として、「売れる仕組み作り」の有力なひとつになりつつあるのです。